大谷翔平〝右手一本〟初見参のリグリー・フィールドで2試合連続2号2ラン!

軽々とライトポール際に2号2ランを放ったドジャース・大谷翔平

【シカゴ5日(日本時間6日)発=青池奈津子】ドジャースの大谷翔平投手(29)は敵地シカゴでのカブス戦に「2番・DH」で先発出場し、初回に左中間二塁打、5回に2試合連続の2号2ランを放った。

敵地のファンを沈黙させたのは、2―6の5回無死一塁だった。相手先発の右腕ヘンドリックスの初球、真ん中低めの79・4マイル(約127・5キロ)のチェンジアップを右手一本で振り抜いた。角度32度、打球速度105・2マイル(約169キロ)の飛球は右翼ポール際へ。切れずにスタンドに飛び込んだ。滞空時間の長い一発は飛距離379フィート(約115・5メートル)だった。初見参のリグリー・フィールドで初アーチ。これでアーチを放った球場は23球場目だ。

初回にメジャー移籍後初といってもいい手洗い歓迎を受けた。初回一死無走者で「ショウヘイ・オオタニ」とコールされると大ブーイング。少し歓声も上がったものの、一瞬でかき消された。しかし、大谷には何の影響もなかった。ヘンドリックスが投じた初球、外角高めのフォーシームを冷静に見送った。2球目、外角高めのフォーシームにバットが空を切ると大歓声に包まれた。そして3球目、外角低めの88・2マイル(約141・9キロ)のシンカーにバットを強打して逆方向へ。106・1マイル(約170キロ)の痛烈なライナーは左中間を破る二塁打となった。さらに四球と安打で一死満塁。二死後、テオスカー・ヘルナンデスの中前適時打で先制のホームを踏んだ。

3回先頭はカウント1―2からの4球目の外角低めのチェンジアップを引っかけて一ゴロだった。

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