4月5日、北海道の三笠市役所に男性が砲弾のようなものを持ち込み、職員や住民が避難し、一時騒然としました。規制線が張られ警察官が車を誘導するなど、ものものしい雰囲気となった三笠市役所周辺。庁舎内に人影はなく、静かな緊張に包まれました。
市役所に持ち込まれた不発弾のようなもの(提供:道警)
5日午前11時ごろ、三笠市役所の窓口を訪れた男性が、「不発弾のようなものが見つかった」と砲弾のような物体を渡しました。警察によりますと、不発弾のようなものは長さ15センチ、直径5センチほどの円筒形で、納屋の整理をしていた男性が発見し、持ち込んだということです。
出動した自衛隊が火薬が入っていないことを確認
「危険な感じで怖い。早く処理してもらいたい」(付近の住民)警察は付近を100メートルにわたり交通規制するとともに、自衛隊に出動を要請。市役所の職員と来庁者、付近の住民あわせておよそ220人が避難し騒然としました。中に火薬は入っておらず、規制は午後3時40分ごろ解除されました。