花冷えにやきもき...群馬の桜名所はいつ満開 6日昼は晴れ予想

 前橋でサクラが開花して初の金曜日となった5日、群馬県内は花冷えの雨天となり、最高気温は伊勢崎13.6度など各地で平年より4、5度低かった。名所の一つ、楽歩堂前橋公園(前橋市)の花見客はまばらだった=写真。枝を覆いつつある花びらから滴る雨しずくの下、官公庁から帰る人たちが傘を携えて足早に通り抜けた。

 同市公園管理事務所の担当者は「開花にも咲き進みにも時間がかかっているようだ」と気をもむ。取り決めていた3月28日にライトアップを始めたが、実際の開花は31日、出店30業者への許可は今月10日まで。延長の有無は業者次第で「サクラは年に一度、この時季だけ。早く春らしくなり、多くの人に楽しんでほしい」と話した。

 県内は6日、高気圧に覆われるが気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、朝から昼過ぎは晴れ、朝晩は雨の所がある見込み。予想最高気温は前橋18度、みなかみ17度。

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