春の交通安全運動 事故防止訴え 茨城県警が出陣式

春の全国交通安全運動の出陣式に臨んだ警察官たち=水戸市酒門町

春の全国交通安全運動(6~15日)を前に、茨城県警は5日、同県水戸市酒門町の山新グランステージ水戸駐車場で出陣式を行った。約150人が出席し、県警の白バイ隊出発式や音楽隊による演奏などを通して、事故防止を呼びかけた。

今年の重点項目は▽子どもが安全通行できる道路交通環境の確保▽歩行者優先意識の徹底▽自転車利用時のヘルメット着用-など。

出陣式には交通指導課や水戸署、県交通安全協会などの職員らが出席。式典では、「一日白バイ隊員」を務めた子どもたちが、今年のスローガン「急いでも 見逃さないで 小さな手」を大きな声で呼びかけた。

その後、音楽隊の演奏や県立水戸商高ダンス部のパフォーマンスも披露。高校生らは、集まった買い物客に横断歩道での注意事項や安全運転を訴えた。

白バイ出発式では、交通機動隊と高速隊が白バイ21台とパトカー5台に分かれ、街頭での取り締まりに向かった。

県内では今年、交通事故で22人が死亡(4日現在)。青柳信明交通部長は「ドライバーには思いやりと譲り合いの心を持って運転してほしい」と呼びかけた。

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