長万部町が"北海道新幹線"新駅の駅舎デザイン推薦書案を提出―交わる線で"交通要衝"を印象付ける「眺望を楽しめる設計にして」

長万部町が推薦した北海道新幹線 新駅舎デザイン案(提供 JRTT)

北海道新幹線の新駅となる長万部駅の駅舎デザイン案が決定しました。長万部町の木幡正志町長が4月5日、建設主体の鉄道・運輸機構(JRTT)の長谷川正明・北海道新幹線建設局長へ駅舎デザインの推薦書を手渡しました。選ばれたデザインは、駅舎の壁にクロスした大きな線を描いています。JRの函館線と室蘭線が交差する「長万部駅」や「交通の要衝」として栄えた長万部町を印象付けるものになりました。長万部駅の駅舎デザイン案は2023年10月、JRTTが3つのデザイン案を提示。2024年2月の1か月間、インターネット投票や町内6カ所に設けた投票箱で、町民の意見をまとめていました。長万部町によりますと、選ばれたデザインは投票総数707票のうち、301票と4割以上が賛同しました。小・中学生、高校生からの人気も高い結果になりました。駅デザイン検討委員会は投票結果を踏まえ、推薦案を決定。推薦書には「今後はホームからの眺望を楽しめる設計にしてほしい」などの付帯意見を加えました。JRTTは長万部町からの推薦書や付帯意見に基づき、実施設計する見通しです。

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