大好きサウナで“ととのった”脇元華が3位発進 3つの気分転換で初優勝目指す26歳

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン初日に出場した脇元華【写真:Getty Images】

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン初日

女子ゴルフの国内ツアー・富士フイルム・スタジオアリス女子オープンが5日、埼玉・石坂GC(6535ヤード、パー72)で開幕し、脇元華(GMOインターネットグループ)は5バーディー、1ボギーの68で4アンダーとし、3位タイの好発進を見せた。前週のヤマハレディースオープン葛城では10位。好調を維持している理由には“3つの気分転換”があった。

1番パー5。脇元は4メートルのパットを沈めてバーディー発進した。その後、2つスコアを伸ばして前半を終えた。10番パー4もバーディー。14番パー4は、この日初のボギーにしたが、15番パー4ですぐにバーディーを取り返した。

「今季はショットがいい感じです。今日は出だしでパットが入って、自信が持てました」。

ツアー初勝利を目指す26歳。好調の要因には3つの気分転換があった。

1つ目は、パターを34インチ(約86.4センチ)から33インチ(約83.8センチ)に短くしたこと。自身の腕が長いためだった。

「33インチにして、余る感じがなくなり、緩むことがなくなってきました」

サウナを満喫「調子が良ければ12分くらい入っています」

2つ目は、宿泊ホテルで大好きなサウナを満喫していること。今大会、サウナ仲間の先輩・金田久美子は出場していないが、1人でも“ととのって”いる。

「私は調子よければ12分くらい入っていますが、(金田)久美ちゃんは10分くらいで出ますね。前の試合は小祝さくらが2回、付き合ってくれました」

もう1つは、キャップの着用だ。これまでは「脇元華=サンバイザー」のイメージだったが変えてきた。

「(昨季までは)雨の日でもバイザーを被っていましたが、20センチぐらい髪の毛を切ったので、(髪を)降ろしてキャップにしてみました。(長い髪に)飽きたので気分転換です」

2019年からレギュラーツアーを主戦場とし、同年のアクサレディスin宮崎で残した4位がツアー過去最高。プロとして目指すのは、優勝だけだ。「今日と同じようなショットを打って、楽なパットを打っていきたいです」と狙いも明確。今回もサウナでリフレッシュし、初優勝へ突き進む。

THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe

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