エジプト・カタールにハマスへの圧力要請、米大統領 ガザ停戦合意に向け

[ワシントン 5日 ロイター] - バイデン米大統領は5日、今週末エジプトの首都カイロで行われるパレスチナ自治区ガザでの停戦などを目指す新たな協議での合意に向け、イスラム組織ハマスに圧力を掛けるよう、エジプトとカタールの首脳に要請した。

米当局者によると、バイデン大統領はエジプトのシシ大統領とカタールのタミム首長に書簡を送り、「交渉で合意し、合意内容に従うというコミットメントをハマスから取り付けるよう両氏に促した」という。

カイロの協議には、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官率いる米代表団も参加する。

ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官によると、バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と行った4日の電話会談でも、早期合意の実現に向け、カイロ入りする交渉団に権限を与えるよう求めていた。

直近の協議では、ハマスに拘束されている病人や高齢者、負傷者の人質解放と引き換えに6週間の停戦に合意するという提案が出されていたが、交渉は数週間にわたり停滞している。

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