技あり2号の大谷翔平を指揮官称賛 数日前に体調不調も“全快”宣言「いいスイング」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

5打数2安打2打点で打率.286、OPS.850に

■カブス 9ー7 ドジャース(日本時間6日・シカゴ)

ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地・カブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5回に右翼ポール際へ2号2ランを放った。5打数2安打2打点で打率.286、OPS.850に。デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイはいいスイングができている。打線は勝つチャンスを与えてくれた」と高く評価した。

技ありの一撃だった。4点を追う5回無死一塁。通算93勝右腕ヘンドリックスの外角チェンジアップを泳ぎながらもバットに乗せた。右手一本で捉えた打球は右翼ポール際へ。2試合連発の2号2ランとなった。通算173本塁打に伸ばし、松井秀喜の持つ日本人歴代最多175本塁打にあと2本に迫った。

初回1死では左中間へ痛烈な二塁打を放ち、2試合連続、今季4度目のマルチ安打をマークした。7回先頭と8回2死二塁は中飛だったが、内容は悪くなかった。チームの連勝は4でストップしたが、ロバーツ監督は「今はタイミングやメカニックスだったり。ボールが本当にしっかり見えている。今日はいいスイングをたくさん見ることができた。投球に関係なく、彼の状態が問題なければ、どれだけ特別な選手かを我々は間違いなく理解している」と目を細めた。

移籍後初本塁打を放った3日(同4日)の試合後、大谷はここ数日、体調を崩していたと明かしていた。「(開幕して)最初の方はスイングやタイミング、メカニックが合っていなかった。今日は本塁打や二塁打を打ち、本塁打(2発目)を1本逃した。(8回の中飛は)軌道や打球速度的には本塁打性だったが、間違いなく風で戻された」とロバーツ監督。打撃の状態は間違いなく上がってきている。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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