中森明菜、36年前の「幻の曲」突如公開「あえてCD化しなかった理由」知人が明かす

完全復活が期待される中森明菜

4月1日、中森明菜が突如36年前の未発表曲をYouTubeで公開した。3日には、1998年公開『TATTOO』のビートを変えたJAZZバージョンのセルフカバーを配信するなど、精力的な活動を見せている。

「未発表曲というのは、『HELLO MARY LOU』という曲です。1988年にCM用に作られたもので、ライブでの披露はあっても、公式発売されることはなかった。

デビュー42周年記念日の5月1日にリリースされる『ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~ COMPLETE BOX』に収録されていることを、ファンクラブ会員限定ラジオ『ALDEA RADIO』で語ってから、YouTubeで先行配信されたのです」(芸能記者)

明菜といえば、2017年のディナーショーを最後に体調不良で芸能活動を休止している。そんななか、なぜ36年の時を経て発表されたのか。明菜をデビュー当時からよく知るカメラマンのYAHIMONときはる氏は、当時についてこう語る。

「明菜はこの曲を『ハロメリ』と略して呼んでいました。レコーディング後はタバコのCMで使用されましたが、タバコのイメージがつくのを避けるために、あえてCD化には至りませんでした。

しかし、同年の全国ツアー・中野サンプラザでのライブのアンコールで、かわいい黄色の衣装を身につけて楽しそうに歌っていた記憶があります。

ファンからのCD化リクエストはありましたが、国内では喫煙者への風当たりが強くなり、ハロメリを使用したCMは地上波から消えました。

思い出がつまった中野サンプラザが2023年に閉館したことも、明菜は悲しんでいたそうです。長年待ち望んだファンの期待に応えようと、今回のCD化に至ったのです」

デビュー42年周年に向け、5週連続でセルフカバー曲を配信予定の明菜。4月1日公開の動画のコメント欄には、明菜のコメントが記されている。

《36年越しに「HELLO MARY LOU」を発表させていただく機会をいただきありがとうございます。陽気な気分になれる楽曲です。覚えている方もそうでない方も聴いていただければ嬉しいです》

ファンは明菜の完全復帰を “じれったい” ほど待ちわびている。

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