初のヤマンバギャル、あぢゃさんは2児の母に「当時はセンター街に住んでました(笑)」【各界の『虎に翼』】

初のヤマンバだったあぢゃさん(写真・梅基展央)

連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)では、伊藤沙莉が女性弁護士の草分けを熱演している。本誌は、各ジャンルのパイオニアたちに「矜持と苦労」を直撃した。前例のない世界に飛び込んだ彼女たちには、共通する “強い思い” があった――。

あぢゃさん(40)は、過激なヤマンバスタイルで、CMやドラマで活躍した。

「地元の横浜から東京の高校に入学して、すぐギャルデビューしました。もうガングロは渋谷にいて、負けられないなと、瞼(まぶた)に蛍光で3色入れたり、シールやラメを顔中に貼ったり。そのうち雑誌とかにも出るようになって、夏の1カ月くらいは渋谷のセンター街に銀シート敷いたりして、住んでました(笑)」

20代前半まで、そんなパーティのような日々が続いた。

「でも、仕事が減ってきて、ヤバいと思って重機免許とか取りました。元カレの整骨院で、バイトでマッサージもやりましたね。20代後半は、銀座でも働いてました。タメ口で手叩いて笑うし、『中野のキャバクラか』とか言われながら、お客さんの特徴とか話した内容を、名刺の裏に一生懸命メモっていましたね」

36歳のとき、マッチングアプリで出会った男性と結婚した。

「料理も作ってます。今は子供が2人いて、超幸せです!」

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