春メロン出荷始まる 茨城・鉾田

出荷が始まったJA茨城旭村の春メロン=鉾田市造谷

日本一のメロン産地として知られる茨城県鉾田市のJA茨城旭村(新堀喜一組合長)で5日、春メロンの出荷が始まり、約5700ケース(28.5トン)が首都圏や関西など全国8カ所の市場に発送された。

同市造谷の青果物管理センターに市内4農家で収穫されたオトメメロンが持ち込まれ、同JAメロン部会員らが大きさや形など出荷規格を確認した。同JAでは目視に加え、光センサーでメロンの糖度や熟度を測定。メロンは等級や大きさごとに分けられ、次々と箱詰めされた。

オトメメロンは薄い緑色の果肉で、すっきりした甘さが特長。同JAはオトメのほかクインシー、アンデスなども扱い、今季は計約98万ケースの出荷を見込む。同部会の江沼俊部会長(57)は「生産者が一丸となり、甘くておいしいメロンができた。多くの人に食べてほしい」と話した。

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