寸劇ボランティア練習中【ハイ!こちら編集局】

 長年家族で経営していた衣料品店を別の人に譲り、ボランティアに参加し始めてから、10年がたちました。ボランティアは昔からの夢。はっきりとした理由は分からないんですが、ボランティアに熱心に取り組んでいた親戚の影響でしょうね。

 今では地域サロンの運営や、お年寄りの話し相手、掃除、洗濯、送迎といった、いろいろな活動をしています。中でも、お年寄り向けの寸劇ボランティアは楽しみの一つ。認知症や特殊詐欺などをテーマにした台本は、自分たちで考えているんですよ。最近は、お年寄りが家に閉じこもらず、外に出たくなるような新作を練習しています。

 膝や腰が悪くなり、私も年を取ったなと感じます。ただ、地域サロンから帰るお年寄りがニコニコと笑顔で、骨が折れるかと思うくらい元気に手を振ってくれる姿を見ると、うれしいです。みんなが笑顔でいることが一番ですね。いつまでもボランティアを続けたいです。=高森町、無職・女、75

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