園児「飛び出しません」交通安全宣言 亀山で春の運動出発式 三重

【安全宣言をする園児ら(右側)=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

 【亀山】6日から始まる春の全国交通安全運動に先立ち、三重県警亀山署は5日、亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで、運動の出発式を開いた。運動期間は、15日までの10日間。

 同市交通安全対策協議会長の櫻井義之市長は「運動期間中、商業施設などでの広報啓発活動や交通安全街頭指導などで、交通安全意識の高揚を図る」とし、「交通安全思想に満ちあふれた交通事故のない『安全安心のまち亀山』の実現に向け、より一層のご尽力をお願いします」とあいさつした。

 一方、本年度同署に着任した田名瀬孝代署長は「今年に入り4日現在、県内での交通事故死亡者数は12人で、昨年に比べ減少してはいるが、交通事故死ゼロを目指し、期間中総力を挙げて取り締まりを強化する」と話した。

 また、市立第一愛護園の年長園児18人が元気な声で、「道路へは飛び出しません」「道路や駐車場では遊びません」「車に乗るときはチャイルドシートを締めます」と交通安全宣言をした。

 参加者ら約120人は、同館駐車場に移動し、白バイを先頭にパトカーら6台の車両部隊が赤色灯を点灯して市内へと出動するのを見送った。

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