スペイン国王賞に選ばれたアルカラスが授賞式に出席。フェリペ6世に祝福され「とても誇りに思う」と感激<SMASH>

弱冠20歳にして数々の功績を男子テニス史に刻み続けているカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク最高1位・現3位)が、また1つ新たな名誉に浴した。2022年の「フェリペ国王賞」に選ばれたアルカラスは、4月4日にマドリードのエルパルド王宮で催された授賞式に出席。スペイン国王フェリペ6世自らの手からトロフィーを授与された。

「フェリペ国王賞」は、その年のスポーツ界で最も優れた功績を残したスペイン人アスリートを表彰するもの(旧称ドン・フェリペ・デ・ボルボン賞)。1982年に始まり、過去にテニス界からはアレックス・コレッチャ(88年)、ホアン・カルロス・フェレーロ(2003年)、ラファエル・ナダル(06、08、17年)が選ばれている。

アルカラスは22年に大きな飛躍を遂げた。3月に「マイアミ・オープン」でマスターズシリーズ初優勝を遂げると、5月には同シリーズの「マドリード・オープン」も制覇。そして9月の「全米オープン」では四大大会初優勝を飾り、史上最年少の19歳で世界ランキング1位に上り詰めた。
この日の表彰式にはフェリペ6世の他、レティシア王妃、スポーツ大臣や高等スポーツ評議会会長なども列席し、アルカラスを祝福した。ATP公式サイトはアルカラスの喜びの言葉を伝えている。

「スペインでは、あらゆる分野で偉大なアスリートに囲まれています。3、4年前には、このような賞をもらえるとは思っていませんでした。とても誇りに思うし、本当に素晴らしいことです」

またアルカラスは自身のSNSにも授賞式の写真を添えて喜びのコメントを投稿。「特別で忘れられない日! この賞を贈ってくださったスペイン国王と王妃両陛下に感謝します!」と綴った。

なお授賞式には国王賞以外の各賞を受賞した、バスケットボールのイザン・アルマンサ、パラトライアスロンのスサナ・ロドリゲスなども招かれ、アルカラスらと喜びを共有した。

構成●スマッシュ編集部

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