LINEヤフーが提供する、LINEヤフーの多様なサービスから得られる行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」は、4月10日の「駅弁の日」にちなみ、駅弁や全国各地の駅ナカグルメに関する検索動向を分析したレポートを公開した。
ヤフー・データソリューションでコロナ禍の2020年と直近1年間（2023年3月6日〜2024年3月10日）の検索データを比較。より多くの人々が関心を寄せた「駅弁」を含む検索キーワードをランキングにした。
ランキングを見ると、2023年に期間限定で発売された、人気キャラクター「ちいかわ」と東海道新幹線がコラボレーションした駅弁で「ちいかわ駅弁」が8位にランクインした。販売期間は通算3ヶ月間だったものの、年間検索量は「名古屋駅 駅弁」と検索する人の1.2倍以上に上り高い注目を集めた。
一方、2020年の検索キーワードの4位には「駅弁 通販」がランクインした。同社は、コロナ禍の外出が制限された状況下で「自宅でも旅気分を味わいたい」というニーズがあったと推察している。
2023年3月6日〜2024年3月10日の検索キーワード
①東京駅 駅弁 ②吉田屋 駅弁 ③駅弁 ④新大阪 駅弁 ⑤新大阪駅 駅弁 ⑥駅弁 食中毒 ⑦駅弁ランキング ⑧ちいかわ駅弁 ⑨淡路屋 駅弁 ⑩名古屋駅 駅弁
⇒シウマイ弁当の崎陽軒と福井コラボの駅弁完成
北陸新幹線の福井県内延伸で注目のグルメは？
ヤフー・データソリューションで分析したところ、福井県のご当地グルメ「ボルガライス」の検索量が2023年9月ごろから増加傾向にあることが分かった。年末ごろに一度収束したものの、直近の2024年2月時点では1年前と比較して2倍以上の検索があり、徐々に注目を集めている。
福井県を代表するご当地グルメ「越前がに」「越前そば」と「ボルガライス」の検索推移を比較しても、ボルガライスの検索数の伸びは大きく「B級グルメ」として県民に親しまれてきた味が広がりを見せているようだ。
⇒福井のご当地グルメ「ボルガライス」どんな料理？
⇒女子高生の手で進化…新ボルガライス完売
東京駅、名古屋駅で求められている駅弁は…
東京駅、新大阪駅、名古屋駅と「駅弁」を掛け合わせて検索している人がどのようなメニューを求めているかも分析。東京駅では、「海鮮」や「牛タン」「のり弁」と幅広いジャンルの料理が検索され、東京駅で食べたり購入できたりするグルメの幅広さがうかがえる。一方で新大阪駅は「サンドイッチ」や「おにぎり」といった軽食の検索が特徴的。名古屋駅では、「ひつまぶし」や「天むす」といった名古屋名物がランキングを独占している。
東京駅
①海鮮 ②牛タン ③のり弁 ④えんがわ寿司 ⑤おにぎり
新大阪駅
①サンドイッチ ②おにぎり ③カツサンド ④パン ⑤たこやき
名古屋駅
①ひつまぶし ②天むす ③きしめん ④矢場とん ⑤味噌煮込みうどん
