衝撃続く徳島が誹謗中傷的な行為等に声明 「いかなる理由があっても許されるものではありません」

[写真:©︎J.LEAGUE]

徳島ヴォルティスは6日、誹謗中傷的な行為等の対応を発表した。

明治安田J2リーグ1勝2分け5敗の最下位に沈む徳島。吉田達磨の解任にはじまり、MF島川俊郎の電撃的な現役引退に岡田明彦強化本部長の辞任、そしてMF西谷和希の契約解除と衝撃が続く。

クラブによると、西谷の契約解除を発表してから「SNSやインターネット上でチームに所属する選手・スタッフや家族近親者等を含む関係者に対する誹謗中傷等や、事実に基づかない悪意ある書き込み行為等」を確認しているという。

そうした誹謗中傷や脅迫、また差別的言動は「いかなる理由があっても許されるものではありません」とし、こう続けた。

「弊クラブでは、皆様よりいただく様々なご意見やご批判に関しては全てに目を通し真摯に受け止めさせていただいております」

「しかしながら、上記のような攻撃することを目的とした行為や、事実に基づかない情報発信によって、選手・スタッフが本来の業務に邁進できない事態になりかねない状況は大変遺憾であり、非常に危惧すべき状況であると考えております」

「このような悪意ある書き込み等の誹謗中傷行為は、名誉毀損等の犯罪を構成し、また損害賠償請求の対象となる可能性があります」

「また、皆様から多くいただいておりますご意見に関しては、クラブでは事実を把握しておりますが、双方で合意した契約に関する事項となるため詳細をご説明できない点はご理解いただきたいと考えます」

「事実に基づかない憶測等による情報発信は特にご注意いただき、謹んでいただきますようお願いします」

また、今後も同じような行為を確認した場合は「弁護士等と協議の上、しかるべき法的措置を検討させていただくとともに、発信者情報開示請求を実施するなど、SNSやインターネット上の誹謗中傷行為等にも対応して参ります」と呼びかけた。

一方で、冒頭では「これまでの過程や方法において配慮不足があったと認識しております。その結果として、皆様が既にご存じのように一連の状況を招く結果となり、多くの皆様にクラブに対する不信感を生じさせてしまう事態となったことに対して、深くお詫び申し上げます」とも綴っている。

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