大谷翔平2号球の行方は? キャッチしたカブスファン「相手チームの本塁打は投げ返すのが伝統」

大谷翔平のホームランボールを投げ消したジム・リッチさん(左)と妻ロンダさん

【シカゴ5日(日本時間6日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)は敵地シカゴでのカブス戦に「2番・DH」で先発出場し、初回に左中間二塁打、5回に2試合連続の2号2ランを放ち、5打数2安打2打点だった。

大谷が5回に放った記念すべきリグリー・フィールド1号は手にしたカブスファンのジム・リッチさん(48)が投げ返した。「自分はシカゴ出身で、生まれてからずっとカブスファン。カブスでは相手チームの本塁打は投げ返すのが伝統さ」と胸を張った。

大谷のドジャース1号には少なくとも10万ドル(約1510万円)の価値があると報道されており、歴史あるリグリー・フィールドでの初アーチも高額が予想される。「多分、すごく高価だろうけど、良いんだよ。大体、ここのナチョスがいくらするか知っているかい? ツーマッチ(高すぎる)だ!」と冗談を言っていたが、実は大谷のお宝ボールはそのナチョスにランディング。「うちのナチョスに着地したから、タコスのシミが付いていると思うよ」と笑った。

「(キープしようかと)一瞬頭をよぎった」と明かしたジムさんの横で、妻ロンダさんは「ドジャースの球だったら、絶対に投げ返す」と断言。「カブスファンなら当然!」とジムさんの判断に満足していた様子だった。

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