桜満開 徳島気象台標本木、平年より2日遅く

満開の桜の下で花見を楽しむ人たち=6日午後16時半ごろ、徳島市の徳島中央公園

 徳島地方気象台は6日、徳島市大和町2の敷地内にある桜(ソメイヨシノ)の標本木が満開になったと発表した。平年より2日、昨年より6日それぞれ遅い。

 気象台によると、午前10時半ごろ、満開の基準となる8割以上の花が咲いているのを職員が確認した。開花は平年より4日遅い4月1日だった。

 高知市では3月31日に、高松、松山両市では今月5日に満開が発表されており、徳島市は四国4県で最も遅かった。

 同市の徳島中央公園は午前中から多くの花見客でにぎわった。満開の桜の下には所狭しとシートが敷かれ、大学生や会社の同僚らが車座となって乾杯したり、記念撮影を楽しんだりしていた。

 家族4人で訪れた徳島市住吉の30代主婦は「久しぶりの花見に癒やされた。子どもも気分良く遊んでくれたので、来年も来たい」と声を弾ませていた。

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