ヤンキースがオドーアとマイナー契約で合意 オプトアウト権つき

日本時間4月6日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、ヤンキースはルーグネッド・オドーアとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。7月1日(現地時間)までにメジャーのロースターに登録されなかった場合、オドーアはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使して退団することができるという。オドーアは今年1月に日本プロ野球の読売ジャイアンツ(巨人)と契約したものの、開幕の一軍メンバーに入ることができず、二軍行きを拒否して退団し、FAとなっていた。

現在30歳のオドーアはベネズエラ出身の二塁手。レンジャーズ時代に3度のシーズン30本塁打を記録しており、メジャー10年間で通算178本塁打を放っている。昨季はパドレスで59試合に出場し、打率.203、4本塁打、18打点、2盗塁、OPS.654を記録。マイナー契約から開幕ロースター入りを果たしたものの、相変わらずの粗い打撃に終始し、7月に解雇された。二塁の守備も決して上手いとは言えず、守備防御点は5年連続でマイナス、通算でも-39となっている。

ヤンキースがオドーアの獲得に動いたのは、DJ・ラメイヒューとオスワルド・ペラザの故障離脱によって内野手の層が薄くなっているというチーム事情がある。開幕直前に三角トレードでマーリンズからジョン・バーティを獲得し、ラメイヒューに代わって三塁のレギュラーに抜擢されたオスワルド・カブレラが開幕から好調を維持しているが、「保険」となる選手を多く抱えておくことに損はない。

ヤンキースのマイナーにはユーティリティ・プレーヤーのジョン・バンミーター、元プロスペクトのジョーダン・グロシャンズ、ケビン・スミス、ジーター・ダウンズといった内野手がいるが、メジャーでの実績ではオドーアが大きく上回る。メジャーの内野手にさらなる故障者が発生した場合、オドーアがマイナーで結果を残していれば、優先してメジャーに呼ばれる可能性は高いと思われる。

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