酒田市が2022年度から取り組んでいた国体記念体育館(愛称・INPEX(インペックス)酒田アリーナ)の大規模改修工事が完了し、5日、同館でリニューアルオープン記念セレモニーが行われた。バレーボールVリーグ女子のプレステージ・インターナショナルアランマーレと東北公益文科大女子バレーボール部による練習試合などが行われ、関係者が完成を祝った。
同体育館は1991年に建設された。市は20億9702万円をかけて屋根や外壁、空調、床材などを改修した。観客席数1040席は以前と変わらない。エネルギー開発などのINPEX(東京都)がネーミングライツパートナー(命名権者)となり、今月からINPEX酒田アリーナと呼ばれる。24~25年シーズンから始まる国内トップリーグ「SVリーグ」への参戦を予定するアランマーレは、引き続き練習会場として使用し、試合会場にもなる見通しという。
セレモニーには関係者約70人が出席した。矢口明子市長が「皆さんに利用してもらいにぎやかな体育館になることを願う」と述べ、斎藤隆同市スポーツ協会長、アランマーレの西尾博樹ゼネラルマネジャーらがあいさつした。出席者は酒田南高チアダンス部、酒田ユニサイクルケセラなどの演技や、白熱した練習試合を観覧した。