山梨QB・若原愛美がチームを退団し現役引退…「クラブで過ごした時間はかけがえのない宝物」

4月5日、山梨クィーンビーズは若原愛美がチームを退団し、現役引退すると発表した。

愛媛県出身で、現在27歳の同選手は171センチのスモールフォワード。桜花学園高校、東京医療保健大学と2つのカテゴリーで日本一を経験し、山梨でWリーグデビューを飾ると、1年目から主力としてチームをけん引してきた。不調に苦しんだ今シーズンは18試合に出場し、計36得点24リバウンド10アシスト(平均2.00得点1.33リバウンド0.56アシスト)を記録している。

今回の発表について、若原は「このクラブで過ごした時間は、かけがえのない宝物です」と感謝のメッセージ。覚悟を決めて挑んだ今シーズンを含む5年間を振り返り、「思うようにいかないことが多く、苦しいときが続きましたが、それでも自分の復帰を待ってくれる人がいたから頑張ることができました。役割をまっとうすることができなかったけど、私の想いや魂が誰かの心に届いていると信じています」と想いを吐露した。

「1つだけ心残りがあるとするならば、この5年間1度もプレーオフに導くことができなかったことです。目標にしている舞台に立ちたかった。歴史を変えたかった。それを達成できなかった悔しさが残っていますが、その想いを胸に次のステージでは、かなえたいものを自分の手でつかみ取れるように日々努力し成長していきます。

最後になりますが、支えて下さったスポンサーの皆さま、どんなときも背中を押し続けてくださったファン・ブースターの皆さま、山梨クィーンビーズのチーム関係者の皆さま、本当にありがとうございました。新たな挑戦をする若原愛美と進化し続ける山梨クィーンビーズを、これからもよろしくお願いいたします」

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