虐待を受けた疑いで県警が児童相談所に通告した子どもの数 2023年は統計開始以降最多の533人【徳島】

2023年、虐待を受けた疑いがあるとして徳島県警が児童相談所に通告した子どもの数は、統計を取り始めてから最も多かったことがわかりました。

徳島県警の少年女性安全対策課によりますと、虐待を受けた疑いがあるとして県警から児童相談所へ通告した子どもの数は、2017年から6年連続で増加しており、2023年は2022年から52人増えて533人で、統計を取り始めて以降、最も多くなりました。

児童虐待防止への関心が高まり、県警への通報や相談が増えてきたことが、増加の一因とみられています。

2023年の内訳は、言葉による脅しや怒鳴り声をあげるなどの「心理的虐待」が最も多い367人と、全体の約70%を占めています。

次いで「身体的虐待」が104人、「ネグレクト」が60人、「性的虐待」が2人となっています。

少年女性安全対策課は、「周りの大人が子どもの状況に気づき、疑わしいことがあれば、早い段階で警察や児童相談所に連絡してほしい」としています。

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