「アークナイツ」4つ目の“統合戦略”・“探索者と銀氷の果て”の攻略情報をお届け!育てておきたいオペレーターや覚えておきたい知識など

3月5日に「アークナイツ」で実装された“探索者と銀氷の果て”は、同作に以前から盛り込まれているコンテンツ“統合戦略”のひとつだ。本稿では、統合戦略の概要と合わせて、探索者と銀氷の果ての攻略で役に立つ情報をお届けする。

■挑むたびに構造が変わるエリアを探索するエンドコンテンツ

統合戦略は「アークナイツ」のコンテンツのひとつで、期間限定で開催されるイベントとは異なり、常設コンテンツとなっている。統合戦略にも複数の種類があり、現在遊べるのは、“ファントムと緋き貴石”、“ミヅキと紺碧の樹”、そして3月5日に実装されたばかりの“探索者と銀氷の果て”だ。

統合戦略には独自のさまざまな特徴があるが、代表的なものは3つ。ひとつは、エリアの構造が挑むたびに変わること。エリアは複数存在し、そのなかには敵と戦ったり、選択肢つきの会話を始めとするイベントが発生したり、お金と引き換えに“秘法”と呼ばれるアイテムを商人と取引したりするマスなどがある。ひとつのエリアは、このマスが連なる複数のルートで構成されている。ルートは枝分かれしており、どのルートを進み、どのようなマスを踏んでいくかはプレイヤー次第。さらにルートの形やマスの種類も毎回変わるため、定石が存在しない。

ふたつ目は、自分の部隊に編制できるオペレーターが限られていること。「アークナイツ」では通常、挑む前に最大12名のオペレーターを自由に編成できるが、統合戦略では基本的に“招集券”と“希望”を使って集めなくてはならない。オペレーターたちの各職業の数だけ招集券が存在し、対象となる招集券を選ぶと、その券に書かれた職業のなかから、自分が所持しているオペレーターを自由に選べる。

このとき、選んだオペレーターを招集するために希望を使う。希望はまず6つ用意されており、統合戦略に挑む前の準備段階でオペレーターを集める際に使える。6つなのはあくまでも最初だけで、エリアを探索中に敵と戦って得た経験値で“指揮Lv”を上げたり、起こったイベントの結果などにより変動していく。さらに招集時のオペレーターは1回だけ昇進した状態であることが大半で、2段階目の昇進をさせるにも希望が欠かせない。

3つ目の特徴は、さきほどの話でも少し書いた秘法。おもにエリア探索中に遭遇したイベントや、商人との取引で手に入る。秘法はさまざまな力を持っていて、入手時に希望を増やしてくれることもあれば、希望を使わずに特定の職業のオペレーターを昇進させられたり、配置中の味方の攻撃速度を大きく上げてくれるタイプもある。多くはプレイヤーにとってプラスに働くものだが、なかには不利な効果を秘めたものも。

強力な効果を持った秘法をどれだけ集められるかも統合戦略では重要で、良い秘法を序盤から引けば攻略もはかどるし、逆に取るに足らないものばかりでは、かんたんなステージでももたついてしまう。だが、どの秘法がいつ手に入るかはランダムなので、こればかりはどうにもならない。

エリアを構成するマスの中身や、プレイヤーを助けてくれる秘法の入手タイミング、招集または昇進できるオペレーターの種類など、統合戦略では不安定な要素が多く、プレイヤーの腕前と同じかそれ以上に運が攻略を左右する。

とはいえ、限られた編成でさまざまな敵に対処するのは、初心者からすれば戦いに慣れるための練習になるし、上級者にとっては腕前を上げるためのやり込み要素となる。ソーシャルゲームのスタミナにあたるのが「アークナイツ」の“理性”だが、統合戦略ではいくら挑んでも消費しないのもありがたい。

そんな統合戦略の特徴や概要を説明したうえで、以下では探索者と銀氷の果ての攻略で役に立つ情報をお届けする。ほかの統合戦略にも使えるものもあるので、参考になれば幸いだ。

■オススメ攻略テクニック

星3のオペレーターを育てておこう

オペレーターを仲間にする際は、招集券とは別に希望が欠かせない。そして強力な星6のオペレーターは6、星5は3、星4なら2の希望が必要で、星6のオペレーターをメインに採用するのなら、なるべく希望は貯め込んでおきたいところ。そこで役に立つのが星3のオペレーターだ。

星3のオペレーターは希望を消費せずに招集できる。指揮Lvを上げていない、あるいはイベントや商人との取引をこなしていない序盤はとくに希望が不足しがちなので、星3のオペレーターは大いに役に立ってくれる。

最初の招集時にフレンドのオペレーターを活用する

エリアの探索を始める前の最初の招集時に限り、フレンドやほかのプレイヤーのオペレーターを仲間に加えることができる。とくに限定排出のオペレーターは強力だが、入手できる機会が限られているために未所持の人も多いので、必要なら周りから借りてこよう。

ちなみに、探索者と銀氷の果てのメイン画面で“探検ハンドブック”から“情報溯洞”、“鈴鳴の記録”の順に辿っていくと、職業ごとに採用率の高いオペレーターを確認できる。これらの結果はプレイヤーたちの選択をもとに算出しているため、招集メンバーを選ぶ際の参考になるだろう。ちなみに、2024年4月1日時点の結果は以下の通り。

先鋒

・イネス(星6)
・フェン(星3)
・テンニンカ(星4)

前衛

・ムリナール(星6)
・百錬ガヴィル(星6)
・ソーンズ(星6)

重装

・サリア(星6)
・スポット(星3)
・マドロック(星6)

狙撃

・ティフォン(星6)
・クルース(星3)
・遊龍チェン(星6)

術師

・ゴールデングロー(星6)
・エイヤフィヤトラ(星6)
・リン(星6)

医療

・焔影リード(星6)
・純燼エイヤフィヤトラ(星6)
・アンセル(星3)

補助

・濁心スカジ(星6)
・リィン(星6)
・オーキッド(星3)

特殊

・血掟テキサス(星6)
・キリンRヤトウ(星6)
・帰溟スペクター(星6)

数を揃えるよりも質を優先する

統合戦略では、オペレーターを編成に組み込むための枠に限りがある。探索を進めて秘法を手に入れたり、作戦をこなして指揮Lvを上げたりすれば拡張できるが、12名分用意するのはなかなか難しい。

さらに招集券や希望がなければ編成するオペレーターを増やせないという制約もある。つまり招集したオペレーターはひとりも無駄にはできないので、とくに2回昇進可能な星4以上のオペレーターは、なるべく昇進させてステータスを上げておこう。招集したオペレーターは、最高でも昇進が1回行われた状態で仲間になるが、その後同じ職業の対象にした招集券をもう一度入手すれば、そのオペレーターを昇進させられる。昇進時にも希望が必要で、星6は3、星5は2、星4なら1だ。

なお、統合戦略で招集できるオペレーターの性能は、プレイヤーの現在の育成状況がそのまま反映される。例えば星6で昇進1回のみのオペレーターは、統合戦略で昇進を2段階目には引き上げられない。主力として使いたい星6のオペレーターはなるべく2回昇進させておこう。

“異文化研究”で永続的な強化を得る

探索者と銀氷の果てでゲームオーバーになる、あるいはエンディングまでたどり着くと、それまでのプレイ状況が評価される。さらにそれによって獲得したスコアに応じて専用のゲージが上昇。一定値に達すると、“理性的視野”がひとつ手に入る。

理性的視野を使うと、メイン画面の“異文化研究”で特殊な強化効果を取得可能。獲得した効果は、探索者と銀氷の果てをプレイしているあいだは常に有効となる。味方全員のHP+3%、あるいは攻撃力+3%など、小さいが無視できない効果がたくさん用意されているため、なるべく解放していきたい。

“啓示板”を活用してプレイヤーに不利な要素を抑える

つぎのエリアへ進む、あるいは作戦中に耐久値が減少するなど、特定の条件を満たすと“崩壊値”が上昇する。崩壊値に応じてプレイヤーに不利な効果が発動していくため、戦闘を含めたさまざまな状況でプレイヤーの足かせになってしまう。

崩壊値を下げるには“啓示板”が有効となる。啓示板はエリア内にあるマスに対して特殊な効果を付与できるもので、“構成”と“本因”を組み合わせて使う。構成は対象とするマスを、本因は効果の中身を決めるものだ。「本因の効果を、構成で選んだマスに付与する」と考えるといい。本因の効果はプレイヤーにとって有利なものなので、なるべく使っていこう。ひとつのマスに複数の啓示板を重ねがけすることも可能だ。

統合戦略は「アークナイツ」におけるエンドコンテンツの1種。最初は難しくとも、育成されたオペレーターを揃えたり、戦い方を覚えたり、すでに書いた異文化研究などを活用していくにつれ、少しずつ先に進められようになる。腰を据えてじっくり進めていくことが、本コンテンツをクリアするためのいちばんの近道だろう。

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