【卓球】世界選手権7度Vの松崎キミ代さんが現役選手にエール「わずかな差を縮めて、パリでもっといい試合を」

日中国際交流卓球大会にゲスト参加した松崎キミ代さん

卓球の世界選手権で過去7度金メダルを獲得した実績を誇る松崎キミ代さん(85)が、現役選手へエールを送った。

松崎さんは6日に都内で行われた、茅台杯日中国際交流卓球大会に来賓として出席した。「私は試合を見る時に技術ももちろん見るけど、同じくらいマナーも見る。たまにマナーが良くない選手がいると、残念だな、直してほしいなと思う。卓球を通じて、そういう勉強もしてもらいたい」と参加者を激励した。

松崎さんは1961年の世界選手権団体戦(中国・北京)では、ライバル・中国を破って金メダルを獲得している。当時を振り返り「私も日本の片田舎で育って卓球を始めた。22歳から中国と関わりがあって、中国で世界選手権があってから自分の人生が変わった」と懐かしんだ。

また、2月に行われた世界選手権団体戦(韓国・釜山)も観戦していた。決勝では中国を追い詰めるも、2勝3敗と惜敗した同大会について「もう一歩で日本が勝つところまで行って(差は)確かに縮まっている。中国の監督さんも気が気でないんじゃないかなと内心ではそう思っている」としたうえで「ただ、1本を取るのに1年かかるとか2年かかるとよく言う。わずかな差を何とか縮めて、パリではもっといい試合を見せてほしい」と期待していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社