浦和加入報道後に欧州移籍模索も…U17日本代表・高岡伶颯がトライアウト詐欺被害

高岡伶颯 写真:Getty Images

日章学園高校(宮崎県)サッカー部所属のU17日本代表FW高岡伶颯は、浦和レッズ加入が噂されていたものの、現在欧州移籍を模索。セリエA(イタリア1部)インテルのトライアウト詐欺に遭ったと現地で報じられているほか、イングランド2部サウサンプトンが移籍先候補に浮上しているという。

身長165cmの高岡は、日章学園の絶対的ストライカーとして活躍。高校1年時に全国高校サッカー選手権の舞台でプレーしたほか、昨年11月開催のFIFA U17ワールドカップでは4ゴールをマーク。FW名和田我空(神村学園)とともに、世代屈指の点取り屋として注目を集める中、U17W杯終了直後には一部で浦和行きの可能性が報じられていた。

しかし、インテルの専門サイト『インテルライブ』によると、同選手はJリーグを経由せずに欧州移籍することを望んでいる模様。同メディアは今月4日、独自に入手した情報として「高岡と代理人は今月5日までミラノに滞在していた。インテルのトライアウトやクラブスタッフとの面談が約束されていた。しかし、ミラノ到着直後にトライアウトも面談も行われないことが判明した」とリポート。

同選手がトライアウト詐欺被害に遭ったとして、「彼ら(高岡本人と代理人)は、宿泊費などを自己負担しており、(現地の)代理店からの返金を望んでいる。詐欺被害に立腹している」と綴っている。

また選手側の今後について、「今週末にもミラノからイングランドへ向かう。サウサンプトンのトライアウトを受ける予定だ。色褪せたインテル行きという夢に、苦い思いを抱いているはずだ」と伝えた。

サウサンプトンは、李忠成氏やDF吉田麻也(MLSロサンゼルス・ギャラクシー)、MF南野拓実(ASモナコ)の古巣。2022/23シーズンはプレミアリーグで最下位に終わり、2部へ降格。今季はここまでリーグ戦で22勝8分8敗と、首位イプスウィッチから勝ち点13差の4位につけている。

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