横浜M&秋田がサポへ出待ちなど自粛要請 横浜M「しかるべき対応の可能性」に言及

横浜M&秋田がファン。サポーターに呼びかけた

Jリーグは31年目のシーズンが2月に開幕し、各地で熱戦が繰り広げられている。ファン、サポーターの後押しがあってこその盛り上がりだが、応援する側にもモラルが求められている。

J1横浜Mは4日に公式ホームページ(HP)でファン、サポーターに注意喚起を行った。遠征時における、駅や空港、ホテルなどの場所において選手・スタッフのサイン対応や写真撮影等について、あまりにも過剰な行為が見受けられるため、このような場所では対応を断るとの考えを示した。

さらに「出待ち行為等も、周辺のお客様や施設にご迷惑をお掛けするため、ご遠慮願います。中には迷惑行為の範囲を超え『つきまとい行為』と認識せざるを得ないような行為も見受けられます。今後もこのような行為が見られる場合には、しかるべき対応を取らせていただく可能性がございます」とした。

また、J2秋田は5日に公式HPでファン、サポーターへ呼びかけを行った。「トップチームのアウェーゲームへの遠征などのチーム移動時に、空港・駅などの公共交通機関、宿泊施設でファンの方々がお待ちになり、選手・スタッフへファンサービスを求めるケースが増えております。ーム移動時における空港・駅などの公共交通機関や宿泊施設での選手・スタッフへファンサービスを求める行為や出待ち行為などはお控えください」

その上で「公共交通機関・宿泊施設をご利用される他のお客様や、施設にもご迷惑となってしまいます。さらにはチーム移動スケジュールの妨げになる場合もございます。今後も、クラブではホームゲーム時のサイン会など、各種イベントにてファン・サポーターの皆さまと選手・スタッフが交流できる機会を設けてまいります」と理解を求めた。

横浜Mや秋田だけでなく、似たような状況に直面しているクラブはほかにもあるだろう。目に余る行為が増えていけば、すべてのファン、サポーターが不利益を被ることになりかねない。

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