福井駅の恐竜骨格標本を破損 男性が事後に申告、柵越え侵入か

福井市観光交流センターの広場に設置されている「フクイラプトル」の骨格標本=6日午後、福井市

 6日午前6時半ごろ、JR福井駅直結の福井市観光交流センター1階の広場で、設置されていた恐竜骨格標本(全長8.4メートル、高さ3.4メートル)の左後ろ足の指1本が折れているのを、施設管理の職員が発見した。同日、男性から「自分が壊した」とセンターに申告があった。付近の防犯カメラには6日早朝に柵を越えて侵入する人の姿が写っていた。

 福井市によると、標本は木製で、県内で発見された「フクイラプトル」の骨格。先月の北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)間開業に合わせて、2月に設置したばかりだった。福井市などは男性に事情を聴き、対応を検討する。

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