民間企業から人材受入れ 商業活性化に期待 「隠れた宝物を掘り起こす」/岡山・津山市

岡山県津山市は、包括連携協定などを結んでいる民間企業から一定期間社員を受け入れる市まちづくり企業人材受け入れ制度を制定し、最初の派遣人材の委嘱状交付式が5日、山北の市役所で開かれた。

百貨店・天満屋(岡山市)の、外商部や食品担当責任者などを歴任してきた本店地域連携事業部の吉田寿さん(54)を「市商業活性化コーディネーター」に委嘱。商業・交通政策課に配属される。中心市街地をはじめとする地域の商業活性化や誘客、事業者の商品開発や販路開拓の支援などに取り組む。派遣期間は4月1日から1年間(更新の可能性あり)。

式では谷口圭三市長が「中心市街地活性化に力を入れており、アルネ津山は大切な中核施設。民間で培ったノウハウとネットワークに大いに期待している」とあいさつ。吉田さんは「津山の隠れた宝物をたくさん掘り起こして県内外にアピールしていきたい」と抱負を述べた。

同市は昨年12月、天満屋グループと包括連携協定を結んでいる。

津山市商業活性化コーディネーターに委嘱された吉田さん

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