東京・7日(日)昼間はお花見日和 今年は花が長持ちか 次の週末にかけても花見楽しめる可能性

【東京】さくら見頃予想

 今年の東京のさくらは4日(木)に満開となり、10日(水)ごろにかけて見頃が続く予想。7日(日)昼間の関東は晴れる所が多く、東京都心の最高気温は21℃と過ごしやすいため、お花見日和になりそうだ。8日(月)から9日(火)は雨が降りやすいものの、今年のさくらは長持ちする可能性があり、次の週末にかけてもお花見を楽しめる所があるかもしれない。

■今年東京のさくらは例年より遅く開花・満開

東京・靖国神社のさくら標本木(29日午後2時ごろ撮影=ウェザーマップ)

 今年は3月に入ってから寒の戻りがあった影響で、東京のさくらは例年より5日遅い3月29日(金)に開花。その後、4月4日(木)に平年より4日遅く満開となった。東京のさくら満開が4月にずれ込んだのは、2017年4月2日以来7年ぶりとなる。

■週明けは本降りの雨も 7日(日)の晴れ間有効に

上:【東京】10日間予報/下:7日(日)昼過ぎの天気分布

 ウェザーマップの予想では、東京のさくらの見頃は10日(水)ごろまで続く見込みだ。肝心な天気はというと、7日(日)の日中は東京など関東では晴れ間がある見通し。東京都心の最高気温は21℃と過ごしやすく、お花見日和になりそう。朝晩を中心に雨の可能性があるため、夜桜より昼間のうちにさくらを楽しんだ方がいいだろう。
 週明け8日(月)は雲が広がりやすく、昼間は弱い雨の可能性がある。9日(火)になると朝から夕方にかけて本降りの雨になり、風がやや強めに吹く見通し。東京都内のさくらは、散り始める所がありそうだ。そのため、7日(日)昼間のうちにお花見を楽しんだ方がいいかもしれない。

■今年は予想より花が長持ちする可能性も

【左】開花直後【右】散り際

 ただ、東京ではさくらが満開になってからの最高気温は5日(金)15.1℃、6日(土)15.6℃といずれも例年より2~3℃ほど低く推移している。さくらは見頃になってからの気温が低いと長持ちする傾向にあるため、予想より花が長持ちする可能性がある。
 なお、さくらは散り際になると中心部分が赤くなると言われている。雨のあとも中心が白いさくらは、10日(水)以降は14日(日)にかけておおむね晴れる日が続く見込みのため、次の週末にかけてもお花見を楽しめるかもしれない。

(気象予報士・鈴木悠)

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