【アイスリボン】星いぶきがICE王座返上 「おなかの中に新しい命を授かりました」

星いぶき(右)と母・星ハム子

女子プロレス「アイスリボン」の星いぶき(20)が6日、保持するICE×∞王座を返上すると発表した。

前日に団体側から長期欠場が発表されていたいぶきは、この日の大田区大会で「先般、発表にもあった通り、星いぶきは長期欠場に入らさせていただくことになりました。実はこのたび、おなかの中に新しい命を授かりました」と報告した。

「みなさまを驚かせてしまうし、決まっている試合もたくさんあったので、プロとしての申し訳なさが大きく、正直、とても戸惑いました」としつつも「エコー写真を見て改めて自分の中にある命の大切さを実感し、母親になる覚悟を決めました」という。

長期欠場に伴い、昨年8月に戴冠し、これまで3度の防衛に成功した団体最高峰ベルトは返上することを決めた。現役は続ける予定で「戻ってきたら絶対にこのベルトを取りにいきます」と約束。ファン、選手、関係者への謝罪の言葉を述べるや「必ず戻ってきます。これからもよろしくお願いします!」と理解を求めた。

いぶきは母・星ハム子の娘で、2017年6月に地元の北海道でデビュー。離脱者が続いた団体の新たな顔として活躍していた。王座返上に伴い、28日の川口大会から所属内外の選手によるシングルのリーグ戦がスタート。6月23日の後楽園ホール大会で新王者決定戦が行われる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社