世界の名車80台 岡山県内駆ける ベッキオバンビーノ開幕

津山市の城東地区を駆け抜けるクラシックカー

 世界のクラシックカーやスポーツカーが岡山県内を巡り、交通遺児支援の寄付を募る「ベッキオバンビーノ」が6日、岡山市を発着点に始まった。全国から集結した80台が7日まで約520キロを駆け抜ける。

 1950年代のオースチン・ヒーレー(英国)や80年代のランボルギーニ(イタリア)などの名車が県護国神社(同市中区奥市)を出発。東部を北上して津山市を経由し、新見市から南下して鷲羽山ハイランド(倉敷市下津井吹上)まで走った。

 津山市では、古い町並みが残る城東地区や市中心部の商店街・ソシオ一番街を車列をなして優雅に走行。城東地区で出迎えた会社員(61)=同市=は「車両のキラキラとした質感、重厚なエンジン音、懐かしいオイルの匂いにわくわくした」と話していた。

 2日目は倉敷、笠岡市など南西部を巡る。県内の自動車愛好家でつくる実行委が主催し23回目。立ち寄り先で集めた寄付金は山陽新聞社会事業団などに寄託する。

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