静岡県内唯一の屋内スケートリンクが5月閉館・解体へ 浜松スポーツセンターが発表 老朽化と電気代高騰で

浜松市中央区の「浜松スポーツセンター」は、スケートリンクについて「2024年5月をもって長年の歴史に幕を下ろすこととなった」と発表しました。施設の老朽化と電気代の高騰が理由です。

浜松スポーツセンターは4月6日、ホームページなどに「スケートリンク閉館及び解体のお知らせ」を掲載しました。スケートリンクは2024年5月に閉館し、その後解体して、2024年7月には2階建ての新店舗をオープン予定だということです。スケートリンクはありませんが、引き続き、子どもから大人まで楽しめるスポーツカルチャー施設を運営するとしています。

発表文では「閉館の決断は容易ではありませんでしたが、静岡県内唯一の屋内スケートリンクとして長年に渡りご支援いただいたことに深く感謝しております」としています。

浜松スポーツセンターの代表者によりますと「2023年から計画を立てつつ、当初はスケートリンクを残してのリニューアルを考えていたが、電気代の高騰などが圧迫し、急きょ閉鎖を決断した」ということです。

閉館の発表を受け、利用者からは「残念」という声とともに、「やむを得ない」という反応が寄せられています。

浜松スポーツセンターのスケートリンクでは、フィギュアスケートやアイスホッケーなどの地元チームが活動していて、静岡県外の施設で練習せざるを得なくなるなど、影響がでるとみられます。

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