20歳の女子プロレス王者 妊娠を電撃発表し長期欠場&王座返上 星いぶき「母親になる覚悟を決めました」

女子プロレス団体のアイスリボンは6日、ICEx∞王者の星いぶきが出産に向け長期欠場に入り、同王座を返上することを発表した。

5日に長期欠場のアナウンスは行われていたが、一夜明けた蒲田大会で星いぶきがファンに向けて直接報告。公式サイトに報告が掲載された。星いぶきは「先般、発表にもあった通り、星いぶきは長期欠場に入らさせていただくことになりました」と切り出し、「実は、この度お腹の中に新しい命を授かりました!」と打ち明けた。

「皆様を驚かせてしまうし、決まっている試合もたくさんあったのでプロとしての申し訳なさが大きく、正直、とても戸惑いました。でもエコー写真をみて改めて自分の中にある命の大切さを実感し、母親になる覚悟を決めました」と思いを語り、「とてもとても大切に守り続けてきた、ICE×∞のベルトですが、欠場に伴って返上させていただきます。ファンの皆様、団体関係者、これまで防衛戦を戦った皆様、挑戦を目指してくれていた皆様に、心よりお詫び申し上げます。でも、戻ってきたら絶対にこのベルトを取りに行きます」と約束した。

そして「いつも応援してくださるアイスリボンファンの皆様、デビュー前から星ハム子の娘として皆様に可愛がってもらって、14歳でデビューしてからもチャンピオンとしてプロレスを続けられているのは本当に皆様のおかげです。必ず戻ってきます。これからもよろしくお願いします!」と呼びかけた。

星いぶきは2003年4月24日生まれ、北海道岩見沢市出身の20歳。同団体所属の星ハム子(41)の実の娘。17年6月11日札幌大会にて練習生になった事を発表する予定が、タイトル戦出場予定の母・ハム子のパートナーが欠場になり、異例のタイトルマッチでデビューを飾った。21年12月に「高校生のうちにチャンピオンになる」という夢を叶え母親とのタッグでリボンタッグを戴冠した。

(よろず~ニュース編集部)

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