ベルリン・ブランデンブルク空港、AIを活用した「デジタルターンアラウンドシステム」を導入

ベルリン・ブランデンブルク空港は、人工知能(AI)を活用した「デジタルターンアラウンドシステム」を導入した。

ライブカメラと自己学習型AIベースのソフトウェアを活用し、航空機の運航をリアルタイムに分析する。遅延などが発生した場合に、管制センターに推奨事項を提示することで、航空機での作業工程が最適化され、定時性と効率を高めることができる。

フォルカー・ウィッシング運輸・デジタル相は、「国際レベルで競争力を維持するには、航空分野に人工知能が必要」とした上で、人材不足に対応し、限られたインフラの使用を最適化できることで、長期的にコストを削減できるとした。

ドイツで初めて導入したもので、第1段階ではターミナルに近い16スポットにカメラを設置。夏の間にさらに33スポットを追加する。Assaia製の「TurnaroundControl」を導入している。

ベルリン・ブランデンブルク空港には、夏スケジュールには68社が49か国148都市を結ぶ便を運航する。ライアンエアーやユーロウイングス、イージージェットがサービスを拡大する。

© Traicy Japan Inc,