WWEのお調子者ユニット「アルファ・アカデミー」の戸澤陽(38)が、「アンドレ・ザ・ジャイアント杯争奪バトルロイヤル」で大奮闘を見せた。
プロレスの祭典「レッスルマニア40」(6、7日=日本時間7、8日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)前日の5日(同6日)に開催されたスマックダウン(フィラデルフィア)で、伝説の大巨人の名を冠した24人参加のバトルロイヤルが行われた。先週の段階ではエントリーされていた〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔は出場せず、代わりに戸澤が存在感を放った。
V候補の大巨人オモスが早々に敗退する中で、しぶとく生き残る。アルファ・アカデミーの相棒オーティスのアシストもしながら、リコシェ、ブロンソン・リード、アイバー、JDマグダナと〝ラスト7〟までたどり着いた。リコシェが場外にいたマグダナによって脱落させられると、戸澤の出番だ。
リングに入ってきたマグダナに、狙いすましたスーパーキック。一発でマグダナを場外まで吹っ飛ばして失格させると、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んだ。小兵の活躍に観衆も拍手喝采だ。さらにハルク・ホーガンばりにタンクトップを破り裂こうとしたところ、リードとアイバーの巨体で押しつぶされた。
それでも戸澤はあきらめない。相棒のオーティスが場外に落とされて、〝最後の3人〟の1人となると、果敢にも巨漢のアイバーに殴りかかる。ロープに跳んで勝負に出たが、カウンターのビッグブーツを浴びてしまう。最後はアイバーの怪力で場外に投げ捨てられ、無念の敗退となった。
リードがそのアイバーを場外葬として優勝したが、戸澤も見せ場たっぷり。自身のX(旧ツイッター)には、中途半端に破れたタンクトップ姿で両手はVサインの写真を投稿。レッスルマニアウイークにインパクトを残せたのは間違いない。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて生中継された。