高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東1部 第1節 横浜F・マリノスユース vs 栃木SC U-18

横浜FMユース、プレミアリーグ復帰への確かなリスタート  
横浜F・マリノスユースイレブン(写真=佐藤亮太)

 高円宮杯 JFA U-18サッカー プリンスリーグ2024 関東1部が6日に開幕。第1節1日目の2試合が行われた。

 1年でのプレミアリーグ復帰を目指す横浜F・マリノスユース(以下 横浜FMユース)はプリンスリーグ関東2部から昇格した栃木SC U-18(以下・栃木U-18)と対戦した。

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 序盤から試合の主導権を握った横浜FMユースは両サイドから執拗に迫ったが、単調な攻めもあり、ゴール中央を固める栃木U-18の守備を崩せずにいた。

横浜F・マリノスユース vs 栃木SC U-18(写真=佐藤亮太)

 迎えた31分、オウンゴールで横浜FMユースが先制し、前半を1‐0で折り返した。

 後半も攻勢に出る横浜FMユースはFW10望月耕作(3年)を中心に攻撃が組み立てられ、前半以上の攻めを見せるなか、72分、セットプレーから途中出場のMF13浅田大翔(2年)が決め、追加点。

 さらに90+1分、セットプレーからFW10望月が決め、横浜FMユースが3-0で完封勝利を収め、白星発進した。

 「90分間、選手たちは粘り強く戦ってくれました」と称えた横浜FMユース冨樫剛一監督。

 堅守の栃木から3得点をあげたことは収穫となったはずだ。またそれ以上の収穫は競り合いに勝つ、ボールを回収する、こぼれ球に詰めるといった攻撃につながる守備を全うできたこと。だからこその完封勝利といえる。

横浜F・マリノスユース vs 栃木SC U-18(写真=佐藤亮太)

 プリンスリーグ開幕に向け、横浜FMユースは先月、鹿島アントラーズユース、昌平、流通経済大柏、サンフレッチェ広島F.C.ユースらプレミアリーグ勢に加え、大学生とトレーニングマッチを重ね、着々と準備を進めた。

 冨樫監督は「(結果は)ほとんど負けました。選手には『今月は苦しむよ』とも伝えました。きょうの試合は予想以上に苦しかったですが、ことし初めての無失点でした」と強豪チームとの練習試合が結果に表れた。

 「プリンスリーグは年間を通して、成長していくリーグ。きょうはパーフェクトな試合ではありませんが、大事なのはこれから。個人として、チームとして成長していく姿を見せたい、そう思いながら選手と一緒に戦いました」と冨樫監督。

 1年での昇格を目指す横浜FMユースには確かなリスタートとなった。

(文・写真=佐藤亮太)

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