明治安田J3リーグ第8節(6日)、クラブ史上初のJ3シーズンを送る大宮が、ホームのFC大阪戦に1―0で勝利。J3で唯一の無敗クラブとなり、首位に浮上した。
前半は押され気味となったが、0―0の後半29分、左CKからFW杉本健勇がニアで合わせ、オウンゴールを誘発して先制に成功。この1点を守り切って勝ち点3を積み上げた。GK笠原昂史は「球際で一歩も引くことなく、戦い続けた結果の勝利だと思う。いい戦いができた」と振り返った。
J1で上位を争った経験もあるだけに、屈辱のJ3行きとなったが、内容より結果を示していくことでファン、サポーターの信頼を徐々に回復させている。ネット上には「勝ちゃいいのよ。内容良くたって勝てなきゃ意味ない。このまま続けて欲しい」「去年ならこの展開で負けていた」などの声が上がる。
また「淡々としていた笠原があんなに熱く語るなんて。本当にチームが変わってきたんだと思う」との指摘も。選手のメンタリティーも戦う集団に変化しているようだ。
まずは来季のJ2復帰が最優先となる中、将来はこの1年が無駄でなかったと言えるチームにしていきたいところだ。