屋根の修理作業中に高さ10メートルから転落か 男性作業員が意識不明の重体 頭から出血した状態で発見

6日午前11時すぎ、島根県出雲市にある鋳物製造会社の工場で屋根の修理作業をしていた作業員の男性が、頭から血を流した状態で地面に倒れているのが発見されました。男性は病院に搬送されましたが、意識不明の重体だということです。

出雲警察署によりますと、6日午前11時22分ごろ、出雲市灘分町にある鋳物製造会社の工場内で、屋根の修理作業にあたっていた作業員の男性(47)が地面に倒れているのをこの会社の従業員が発見しました。
男性は頭から血を流し、意識がもうろうとした状態で病院に搬送されましたが、現在、意識不明の重体だということです。

男性はこの会社から屋根の修理の委託を受けていて、6日午前8時ごろから高所作業車を使って屋根に上がり、一人で作業にあたっていました。
どのようにして地面に倒れていたか目撃した人はいませんでしたが、発見時の状況から、何らかの原因で屋根から約10メートル下の地面に転落したとみられます。

男性が作業していたのは鉄筋平屋建ての建物で、鉄骨屋根の上に波形スレートがしかれていました。男性が倒れていた上方の屋根の波形スレートには、大きな穴があいていたということです。

男性はヘルメットとフルハーネスを着用していたということですが、警察は転落防止策がきちんととられていたかも含めて、事故の詳しい原因を調べています。

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