【中日】昨年開幕戦以来の貯金で単独2位浮上 立浪監督「貯金はあった方がいい」

中日・立浪監督

中日が6日の広島戦(マツダ)に4―0で完勝し、単独2位に浮上。昨年の開幕戦(3月31日、巨人戦)以来となる貯金「1」を記録した。

中日は3回一死一、三塁から「打ったボールはスライダーかな。(三走の)三好が頑張って走ってくれました」という中田の犠飛で先制。5回には細川が中堅バックスクリーンへ3号2ランを放って3―0とすると、6回にも一死一、二塁から田中の右前適時打でリードを広げた。

中日先発・涌井は7回途中8安打無失点で今季初勝利。通算160勝を記録した。

立浪監督は「立ち上がりピンチを迎えたがボールも低めに集まって尻上がりに良くなった」と先発・涌井の投球に満足そう。また、中田の先制犠飛について「昨年までなかなかああいうところで点が取れなくて、相手に先に点を与えていた。最低限といいましょうかね。タイムリーとか長打でつなげれば一番いいんですけど、追い込まれてから外野まで持っていったのは大きかった」と評価した。

「貯金はあった方がいいですし、監督になってから4月は『よーいドン』で借金を抱えるスタートで苦しんだ。ベンチにいる野手17人を使いながら、何とか乗り遅れないようにと思っています」。3年目の今季こそ開幕ダッシュへ――。竜の指揮官は確かな手応えを感じている様子だった。

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