京王八王子SC さよならライブに限定600人 ゆかりのアーティスト惜しむ 八王子市

ファンキー加藤さんとLITTLEさんのライブに盛り上がる会場

京王八王子ショッピングセンター(SC)閉館にあたり3月23日、「k-8ファイナルLIVE」が同館屋上で行われた。約8千人の応募者から当選した600人の観客が参戦し、出演した八王子出身アーティストと共に閉館を惜しんだ。

ライブはKICKTHECANCREWのLITTLEさんを総合プロデューサーに迎え、ファンキー加藤さんや元BiSHのCENTさんのほか、グッドモーニングアメリカのボーカル・金廣真悟さんらも駆けつけ、出身アーティストが熱い演奏を披露。ファンキー加藤さんは「八王子大好きで、最後のステージに立てて嬉しい。一生忘れない日になった」と別れを惜しんだ。

観客の村上偉文さん(37)は「思い出の詰まったビル。無くなるのはショックだし、寂しい」と話し、友人の木島千春(41)さんは「同郷なので出演者を身近に感じる。自分も地元を盛り上げたい」と話した。

同館は1994年に開業。楽器店やCDショップのミニライブなどがあり、音楽との縁も深い。支配人の山路直さんによると、FUNKYMONKEYBABY‘Sがタイアップで館内放送を担当するなど「音楽に育ててもらったセンター」だったという。

閉館は建物の大規模な基幹設備更新工事のため。建造物としては残るが、再びSCとして開業するかは未定。

終演後、地元トークに花を咲かせる出演者ら

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