なでしこ戦控えるアメリカ女子監督、日本を分析し警戒も自信「手ごわい相手にどれだけできるか楽しみ」

アメリカ女子代表の暫定監督を務めるトゥウィラ・キルゴア氏[写真:Getty Images]

アメリカ女子代表の暫定監督を務めるトゥウィラ・キルゴア氏が、なでしこジャパン戦の前日会見に臨んだ。

オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)後、ヴラトコ・アンドノフスキ前監督の後任として暫定的にアメリカ女子代表の指揮を執るキルゴア氏。

2024CONCACAF W ゴールドカップで優勝し、今回のSheBelieves Cupを終えると、5月からはパリ・オリンピックへ向けて現チェルシー女子監督のエマ・ヘイズ氏へバトンを託すこととなる。

6日の準決勝、なでしこジャパン戦を前に前日会見に臨んだキルゴア監督は、就任後の9カ月間を振り返り、「一歩ずつ進んできましたし、本当に全力を尽くして、楽しもうともしてきました。この仕事を本当に誇りに思っています」と感慨を込める。

FIFAランキング7位チームとの対戦について問われると、「本当に手ごわい相手になるでしょう」と警戒をしながらも、念入りに分析を行っていることを示唆し、強い相手と対戦することはアメリカにとって「大好きなタイプの挑戦」だと、対戦を楽しみにしているとコメントした。

「日本は本当に手ごわい相手になるでしょう。さまざまな方法でプレーする力を持っています」

「私たちは、ワールドカップで日本が非常に独特な形でプレーするのを見ました。(大会を)去るのは少し早過ぎると思いましたが、非常に素晴らしいカウンターアタックを披露していたましね。それだけでなく、ビルドアップと長い時間のポゼッションが可能な非常にテクニカルなチームでもあります。個々でもあらゆる場所で脅威になるでしょう」

「私たちが最後に彼女らと対戦したとき、5バックでプレーしたのは承知だと思いますが、ワールドカップでは3枚でプレーし、最近では4バックにも取り組んでいて、挑戦的だなと思うのは、それらすべてを操れるということです」

「その中で、私たちが自身に期待することは何か。チーム内ではそれをシナリオと呼んでいますが、カバーすべきことは多様で、それらはどれも危険ですが、それがまさに私たちが望んでいることです。大好きなタイプの挑戦、ということです」

「本当に手ごわい相手に対して、私たちが取り組んできたことが、ピッチ上でどれだけ発揮できるかどうか、本当にわくわくしています」

なお、なでしこvsアメリカは日本時間6日の25:37にキックオフ。JFATVでのライブ配信を予定している。

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