気温ぐんぐん↑ 弘前・土手町で十月桜見頃

見ごろを迎え、行き交う人々の目を楽しませている十月桜=6日午前11時ごろ、弘前市の土手町

 青森県内は6日、高気圧に覆われ23観測地点中6地点で今年の最高気温を記録した。その一つで、18.4度まで気温が上がった弘前市の上土手町商店街では十月桜が見ごろを迎え、青空に映える白やピンクの花を楽しむ市民の姿が見られた。

 十月桜は春と秋の2回咲くため、一度に花をつけるのは全体の半分ほど。細い花びらが幾重にも重なって咲く八重咲きなのが特徴だ。

 通りには約50本の十月桜が植えられ、日当たりのいい場所にある半分ほどが満開になった。今後、ほかの木も開花が進む見込み。上土手町商店街振興組合の柿崎良一理事長(67)は「いよいよ街がにぎわう季節になる。十月桜を見ながら土手町散策を楽しんでほしい」と語った。

 青森地方気象台によると、今年最高気温となったのはほかに三戸21.2度、平川18.6度、黒石17.7度、むつ16.2度、休屋15.4度。各地で4月下旬~5月中旬並みの暖かさとなった。青森は16.4度、八戸は15.7度。

 7日の県内は引き続き高気圧に覆われ、晴れるところが多い見込み。主な地点の予想最高気温は青森18度、八戸20度、弘前21度。

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