対イスラエルの報復、国民に約束 イラン革命防衛隊、大使館空爆で

軍事パレードで行進する革命防衛隊=2016年9月、イラン首都テヘラン郊外(AP=共同)

 【テヘラン、ワシントン共同】イラン革命防衛隊は6日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館への1日の空爆に関し、イスラエルに報復することを国民に保証するとした声明を発表した。国営テレビが伝えた。早期に報復しない体制側に国民のいらだちが強まっており、これを抑える狙いがありそうだ。

 声明では「敵やその支持者に対して罰を求める国民の要求を満たすことを保証する」とした。

 レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師は5日のテレビ演説で「イランの報復が近づいている」とイスラエルに警告。ヒズボラは国境地帯でイスラエル軍と交戦しており、攻撃を強化する恐れがある。

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