新日本プロレス6日の両国国技館大会で行われたIWGPタッグ選手権は、挑戦者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組がKENTA(43)、チェーズ・オーエンズ(34)組を撃破し、第102代王者に輝いた。
「NEW JAPAN CUP」で後藤がオーエンズを、YOSHI―HASHIがKENTAをそれぞれ撃破。シングル戦線で結果を残してタッグベルト奪回のチャンスを手に入れた毘沙門だったが、試合終盤には後藤が孤立し、苦しい展開を強いられた。
オーエンズのCトリガーを浴びた後藤は、パッケージドライバーの体勢に捕らえられ大ピンチに。しかし、間一髪でYOSHI―HASHIが駆け付けると、ヘッドハンターで後藤を救出。YOSHI―HASHIはKENTAの打撃を浴びてしまうが、今度は後藤がラリアートで窮地を救いオーエンズを孤立させる。
粘るオーエンズに合体技・消灯を防がれた毘沙門は、YOSHI―HASHIがトラースキックで動きを止める。そのまま一気に消灯をさく裂させ3カウントを奪ってみせた。
昨年度のプロレス大賞最優秀タッグの力を証明してベルト奪回に成功した毘沙門には「Just 5 Guys(J5G)」の上村優也が次期挑戦者に名乗り。「J5Gの仲間がいるのでパートナーを一人連れてきます」と豪語した上村に対し、YOSHI―HASHIは「誰でもいいよ。お前の気持ち、見せてもらおうじゃねえか。ただ俺たちはやすやすと負けないからな。覚悟しとけ」と迎撃宣言を繰り出していた。