創志学園高の新校舎が完成 落成式、新たな学び舎の誕生祝う

完成した創志学園高の新校舎

 創志学園高(岡山市北区下伊福西町)が建て替えを進めていた新校舎が完成し、6日、同校で落成式が行われた。生徒や職員ら約800人が新たな学び舎(や)の誕生を祝った。

 新校舎は鉄筋コンクリート5階(延べ7633平方メートル)。24の普通教室と約80人収容できるホール、カフェラウンジ、調べ学習やディスカッションに使える「メディアライブラリ」などを備える。

 重厚感あるタイル張りの外装と、内部に光が差し込むようガラスを多用した開放感のある構造が特徴。2022年4月に着工し、事業費は約30億円。3月21日に使用を始めた。

 式では今井康好校長が「世界に貢献できる人材を育成していく」とあいさつした。

 生徒会長の3年安東常葉さん(17)は「伝統を受け継ぎつつ、スポーツや芸術など多分野で注目を集める学校にしていきたい」と話した。

 同高は2010年創立。現在は普通科3コースと看護科があり、生徒数は8日に入学式を迎える新1年生を含め665人。

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