宇都宮・八幡山公園で桜七分咲き 宇都宮タワーとともにライトアップ 「7日満開近くに」

八幡山公園で夜桜を楽しむ花見客たち=6日午後6時5分、宇都宮市塙田5丁目

 宇都宮市塙田5丁目の八幡山公園で6日、桜が七分咲きとなり、老若男女が思い思いに花を眺めた。夜も見物客が絶えず、暗闇の中で桜の花がぼんやりと光る景色を楽しんでいた。

 園内にはソメイヨシノなど約800本が植えられ、毎年多くの人でにぎわう。同公園によると、今年は開花時期が木によって異なり、寒暖差の激しい気候により満開の時期が昨年より10日以上遅れているという。

 6日は曇り空だったが、日中から友人同士や家族連れなど多くの花見客が訪れた。午後6時以降は約500個のぼんぼりに明かりがともり、宇都宮タワーが桜色にライトアップされた。

 友人と初めて訪れた宇都宮南高3年召田侑奈(めすだゆきな)さん(17)は「高いところから眺めたぼんぼりの明かりがきれいだった」と満足そう。妻と訪れた宇都宮市大谷町、会社員福田敏之(ふくだとしゆき)さん(50)は「もう少し咲いていたら…。来週末まで花が持ったらまた来たい」と話した。

 桜をライトアップし露店が並ぶ花見期間は7日まで。同公園の遠藤昌男(えんどうまさお)園長(64)は「気温が上がれば、7日には満開近くなると思う。花見期間が終わっても昼間なら見られるので、ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。

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