ホームセンターチェーンのカインズ(埼玉県本庄市)が来年1月に稼働を予定している「カインズ日高流通センター」が3日、日高市上鹿山に竣工した。施設の開発・運営は日本GLP(東京都中央区)。
施設は圏央道狭山日高インターチェンジ(IC)から約3.4キロの、圏央道と国道16号の結節点に立地。敷地面積は約5万5千平方メートル、延べ床面積は約6万6千平方メートルで、約1万8千パレットの保管能力は同社で関東圏最大級。
荷物の積み降ろしをするトラックバースを3面採用し、計127台の車両が同時接車可能。荷待ち時間の短縮や仕分け、荷降ろしの自動化、省人化を実現する。
環境面では屋根全面に太陽光パネルを配置し、使用電力の70%を再生可能エネルギーでまかない、二酸化炭素(CO2)の排出量を年間450トン削減する。岐阜プラスチック工業(岐阜市)と共同開発した「茶殻リサイクルパレット」を初めて採用。敷地内の伐採樹木の一部をエントランスホールや休憩室の内装、建築資材に再利用する。
施設内の就労者数は約200人を想定している。