コーナーフラッグで選手を刺しに行く姿も? サポーターが相手選手と乱闘のトラブゾンスポルの処分が軽減…無観客が6試合から4試合に変更

試合後のピッチに乱入し乱闘騒ぎに…[写真:Getty Images]

トラブゾンスポルの無観客試合の処分が軽減されることとなった。トルコサッカー連盟(TFF)が発表した。
【写真】サポーターがコーナーフラッグで選手を刺しに行く姿も?

3月17日、トラブゾンスポルはスュペル・リグでフェネルバフチェと対戦。試合後、トラブゾンスポルのサポーターがピッチに乱入し、フェネルバフチェの選手たちと乱闘を起こしていた。

試合は2-2で迎えた中、87分にミッチー・バチュアイがゴール。フェネルバフチェが勝ち越すと、ピッチに物が投げ込まれて緊張が高まることに。すると、試合後に乱闘に発展。12人が逮捕されたという。

国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長も「絶対に容認できない」と苦言を呈していた。

サポーターが問題を起こしたトラブゾンスポルには、6試合の無観客試合の処分と、罰金300万トルコリラ(約1420万円)の処分が降っていたが、仲裁委員会は4試合の無観客試合に厳罰。さらに、罰金も44万8000トルコリラ(約210万円)に減額することに決定した。

なお、フェネルバフチェのGKイルファン・ジャン・エグリバヤト、DFヤイデン・オーステルヴォルデの2人に対する1試合の出場停止処分は変更がないという。

騒動の発端は、試合後に2人がトラブゾンスポルのサポーターに対しスポーツマンに相応しくない行為で挑発。これに怒りを示したサポーターたちが乱入して乱闘に発展してしまったとのことだ。

ただ、今回のサポーターからの攻撃を受けたフェネルバフチェは、スュペル・リグからの脱退を検討。投票により撤回されたが、騒動が続くようであれば、近い将来起きてもおかしくはなさそうだ。

© 株式会社シーソーゲーム