長谷川博己「『アンチヒーロー』のキーマンはミル」堀田真由&大島優子も“天才犬”を絶賛「TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING」【写真15枚】

By TV LIFE

この春スタートするTBSドラマの出演者が集合した合同会見「TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING」が4月6日(土)に行われ、日曜劇場『アンチヒーロー』(4月14日(日)スタート TBS系 毎週日曜 午後9時~9時54分)から主演の長谷川博己のほか、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、 林泰文、ゴールデンレトリバーのミル(ライズ)が出席した。

長谷川が演じる主人公は「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。たとえ、犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る、ヒーローとは言いがたい限りなくダークで危険な人物だ。

「正義の反対は、本当に悪なのだろうか…?」という問いを視聴者に投げかけ、スピーディーな展開で常識が次々と覆されていく。日常のほんの小さなことがきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、逆転パラドックスエンターテインメントを描き出す。

主人公の法律事務所で働く同僚弁護士役で北村匠海と堀田真由、パラリーガル役で大島優子が出演。さらに、東京地方検察庁の検察官役に木村佳乃、検事正役に野村萬斎が決定している。


『アンチヒーロー』長谷川博己

あらすじなどが明かされていない本作。長谷川は「あまりしゃべれないんですよね…」としつつも、会場で流れた予告編から役名が“明墨”であることに触れ、北村は「法廷が舞台となってくるので、司法だったり、メッセージ性もありますし、台本が出来上がっている状態から僕らの現場はスタートしたので、かなり緻密に作っています」と明かした。

7年ぶりに日曜劇場に帰ってきた長谷川。「毎日、楽しくやらせてもらっています」と明かしつつ、役作りについて「いろいろ悩みましたね。何が正義で、何が悪なのかということがテーマになっているのですが、明墨という僕のキャラクターはそれを体現しているんじゃないかということも考えつつ、何者か分からないように演じていきたい」と語った。

そんな長谷川について、北村は「普段の長谷川さんは渋くてカッコいいんですが、本当はすごくチャーミングで、心配性。僕と堀田さんとの3人のシーンが多いのですが、お芝居で見せてくれる背中と、カットがかかった後の長谷川さんの表情というのが全く違くて。そこにホッとする瞬間があります。その人間らしさがすごく詰まっています」と役とのギャップを明かした。

『アンチヒーロー』北村匠海

同じく堀田も「第1話の冒頭のシーンや法廷のシーンというのは本当に圧巻で。長谷川さんにしかできない役だなと感じるんですけど、カットがかかると、長谷川さんはすごくチャーミングで柔らかくて。この間すごく印象的だったのが、『アンチヒーロー』のスタンプを作りたいとおしゃっていて」と裏話を明かすと、北村が「そのスタンプの会話の流れの時に、僕ら2人に友達だと思ってほしいと長谷川さんから言われて。僕らも長谷川さん演じる役をしっかり役として支えつつ、僕らは僕らで柔らかい気持ちに、力をちゃんと抜かしてくれる瞬間が多いです」と語った。

豪華俳優陣が名を連ねる中、ゴールデンレトリバーのミル(ライズ)がキーマンだという。そんなミルは長谷川のそばにぴたりと座り、懐いている様子。長谷川は「僕がエサをよくあげているので(笑)」と笑顔を見せた。

そんなミルの演技について堀田は「ミルがNGを出したところを1回も見ていないんです。カメラのワークに合わせて、ワークをしているのではないかというくらいすごい」と明かし、大島も「長谷川さん1人のシーンかと思いきや、横にカメラを見ているミルがいて、カメラ目線もできたり、ちょっと脇から顔を出して見ていたり天才犬なんです」と絶賛していた。

『アンチヒーロー』ミル(ライズ)

18年ぶりの日曜劇場出演となる木村は「20歳ぐらいのときにも出させていただいて、その時が初めての日曜劇場だったのですが、緊張していたなと覚えています。こうやってまた呼んでもらえてうれしい」とニッコリ。

大島と同じくパラリーガルを演じる林は「ただのおじさんのパラリーガルです」と明かすと、『VIVANT』で重要な役どころを演じていただけに司会のニューヨーク・屋敷裕政から「絶対何か握っている」と疑われていた。

緊迫感あふれる法廷シーンも見どころとなる本作で、膨大なせりふ量があるという長谷川は「かみまくりです(笑)。すごくせりふが多いので毎日ぶつぶつと言っています」と。

また役作りのために、実際の裁判を傍聴したという一同。長谷川は「その場の空気をパッと変える方もいらっしゃるし、いろんなタイプの方がいた」と明かし、北村は「僕は何度か、弁護士という役柄をやらせてもらっていて、その都度見たり、行ったりしているのですが、あらためて学び直すという感じでした。司法について、とにかくせりふが多いのでみんなで励まし合ってやっています」と語った。

最後に長谷川が「かなり切り込んだドラマになっていると思います。こんなことを日本のドラマでやっていいのかと思うような問題作になるんじゃないかなというくらい面白いと思うので、ぜひ現場を体感していただけたらいいなと思います」とアピールした。

『アンチヒーロー』長谷川博己

番組情報

日曜劇場『アンチヒーロー』
TBS系
2024年4月14日(日)スタート
毎週日曜 午後9時~9時54分

<配信>
◆Netflix 世界配信
日本国内では4月15日(月)より配信開始
その後、海外にて順次配信を予定

◆U-NEXT Paraviコーナー
各話初回放送直後配信(第1話は4月14日)

◆TVer・TBS FREE
各話初回放送終了直後から最新話を無料配信

<キャスト>
長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎 ほか

<スタッフ>
プロデューサー:飯田和孝、大形美佑葵
演出:田中健太、宮崎陽平、嶋田広野
脚本:山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/antihero_tbs/
番組公式X(旧Twitter)&Instagram:@antihero_tbs

© 株式会社ワン・パブリッシング