さんま〝NHK出演拒否事件〟語る 鈴木健二さんの番組きっかけ「新聞にナメてるのか!って」

明石家さんま

明石家さんまが6日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。3月29日に老衰のため亡くなった元NHKアナウンサー・鈴木健二さん(享年95)の番組で起きた〝トラブル〟を振り返った。

リスナーからのメールで、鈴木さんの訃報とともに「鈴木さん司会の『クイズ面白ゼミナール』にさんまさんが出演した際に、あくびをしたところが放送され、ながらくNHKに出なくなった」というエピソードが紹介された時のこと。

さんまは「いやいや鈴木さんは何にも悪くないんですけどね」と前置きし「オンエアに関係なくものすごい長くしゃべらはるんです。それを編集して短く放送するんですけども、あれはディレクターが悪意があったよね」と振り返った。

収録番組のため、カットさえすればあくびシーンは流れなかったのだが「それを流したというのはディレクターは、ディレクターで思惑があったのか。面白いと思ってオンエアしたんだと思うねんね。みんな真面目に聞いてるけど、俺だけあくびしてるのが、そのDはお笑い好きで『これは面白い』と思ってオンエアしたんだと思うねんけど…。まあ、新聞の社説欄に『NHKをナメてるのか!』とかどうのこうのって、載せられて」と渋い表情。

また、同局の「連想ゲーム」に出演した際にもトラブルが。さんまは「勝ちすぎて、ちょっとバカにしたしぐさを相手の女優さんにしてしもて、それも『ナメてるのか!』って。それで『NHKなんか出るか、アホ!』言うて。そういう流れがありましたね」と〝NHK出演拒否事件〟を回想した。

その上で「鈴木さん亡くなられたんだ。本当にご冥福をお祈りします。いろいろお世話になりました」と故人を偲んでいた。

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